ADO電動アシスト自転車のラインナップ【失敗しない選び方ガイド】

ADO（A DECE OASIS）の電動アシスト自転車が気になるけど、それぞれの特徴がわからず、どのタイプを選べばいいか悩んでいませんか？

ADOの電動アシスト自転車は先進的な機能とデザイン性で注目を集めています。

ADOでは、大きくわけて、コンパクトな折りたたみ式タイプと、乗り降りしやすく日常使いに最適な低床フレームタイプの電動アシスト自転車のラインナップがあります。

折りたたみ式タイプには「Air 20」「Air 20 Pro」、さらに自動変速の「Air 20 Ultra」、超軽量な「Air Carbon」。

低床フレームタイプには「Air 28」「Air 28 Pro」、そして最新の多機能モデル「Air One」「Air One Ultra」がラインナップされています。

この記事では、ADO電動アシスト自転車の各モデルの特徴を比較し、失敗しない選び方のポイントを紹介します。

この記事を読めば、あなたにピッタリ合うADO電動アシスト自転車を探し出すことができます。

ADOの電動アシスト自転車の特徴

• ADOってどんなメーカー？
• 電動アシスト自転車のラインナップ：「折りたたみ」「低床フレーム」

ADOってどんなメーカー？

ADOはドイツで誕生し、「A Dece Oasis（砂漠の中のオアシス）」をスローガンに掲げる、電動アシスト自転車（e-Bike）専門ブランドです。

このスローガンには、砂漠のような過酷な環境（例えば、都市部の混雑した交通や急な坂道）においてもオアシスのような快適でストレスフリーな移動体験を提供するという強い意志が込められています。

主にヨーロッパ市場で高い評価を得た後、日本市場にも参入してきました。

ADOの最大の特徴は、パワフルなアシスト性能、長距離走行を可能にする大容量バッテリーといった基本性能の高さに加え、メンテナンス性に優れたカーボンベルトドライブや、走行状況に応じて最適なギアを自動選択する自動変速システムなど、先進的な技術を多く採用している点にあります。

人間工学に基づくフレーム設計や、洗練されたデザイン性も高く評価されており、日常の移動をただの「移動」から「スタイリッシュで快適な体験」へと変えてくれます。

電動アシスト自転車のラインナップ：「折りたたみ式」「低床フレーム」

ADOの電動アシスト自転車は、ユーザーのライフスタイルや主な使用シーンに合わせて、折りたたみ式と低床フレームの2つのタイプに分類されています。

各タイプの特性を理解することが、あなたにピッタリな一台を選ぶ第一歩となります。

ここでは、それぞれのタイプの特徴を解説し、さらには各モデル（Air 20系、Air 28系、Air One系）について、その特徴とメリットを詳しく掘り下げて解説していきます。

折りたたみタイプ

• コンパクトに収納でき、車への積載や室内保管に便利なモデルです。都市部での機動性や、レジャー先での「ちょい乗り」にも適しています。
  
  （こんな人におすすめ）
  • 集合住宅（マンション・アパート）在住で、室内やベランダで保管したい方
  • 車に積んでキャンプや旅行に持って行きたい方
  • オフィスのデスク下などに置いて、通勤・盗難対策を両立したい方

低床フレームタイプ

• フレームが低く設計されており、足を高く上げなくても乗り降りがしやすいモデルです。街乗りや通勤・通学、買い物の際にも安定感があります。
  
  （こんな人におすすめ）
  • 毎日の通勤・通学や買い物で頻繁に乗り降りする方
  • スカートやフォーマルな服装で乗る機会が多い方
  • シニア層や小柄な方で、安定性を最優先したい方

ADOの「折りたたみ」タイプの特徴とラインナップ

特徴：折りたたみタイプはコンパクトに収納できる

折りたたみタイプは、数ステップで簡単に折りたたむことが可能で、非常にコンパクトに収納できるのが最大の特徴です。

これにより、自宅の玄関先やクローゼット、オフィスのデスク下、車のトランクなど、限られたスペースにも保管できるのが最大のメリットです。

電動アシスト自転車・e-Bikeの盗難は近年多発しており、本体だけでなくバッテリー単体も狙われやすくなっています。室内保管ができれば、盗難のリスクを大幅に減らすことができます。

また、雨ざらしの場所や湿気の多い場所だと自転車も錆やすくなってしまいますが、室内保管によって、錆を防ぎ自転車の寿命を延ばすことにも繋がります。

家からの移動手段だけでなく、電車での移動（輪行）や、旅行・キャンプ先に持って行き、現地での「最後のワンマイル」を快適に移動する手段として活用することができ、電動アシスト自転車の楽しみ方を無限に広げてくれます。

ラインナップ

比較表

	Air 20	Air 20 Pro	Air 20 Ultra	Air Carbon
本体重量	16kg	18〜21kg	22kg	14.5kg
モーター	350w	250W	250W	250W
バッテリー	36V/9.6Ah	36V/9.6Ah	36V/9.6Ah	36V/9.6 Ah
航続距離	100km	100km	100km	100km
バッテリー寿命	1000回充電	1000回充電	1000回充電	1000回充電
充電時間	4～6時間	4～6時間	4～6時間	4～6時間
フレーム素材	アルミニウム合金	アルミニウム合金	軽量アルミフレーム	カーボンファイバー
ホイール	20*1.95インチ	20*1.95インチ	20*1.95インチ	20*1.75インチ
自動変速	非搭載	搭載	搭載	非搭載
カーボンベルト	搭載	搭載	搭載	搭載
折りたたみ サイズ	90*43*67cm	90*43*67cm	88.5*51*67cm	83.8*43*66cm
積載量	120kg	120kg	120kg	120kg
おすすめ身長	145〜200cm	145〜200cm	145〜200cm	145〜190cm
価格	169,000円	218,000円	268,000円	328,000円
	購入する	購入する	購入する	購入する

購入前に試乗してみたい方はこちらも参考にしてみてください。

Air 20：折りたたみ式のスタンダードモデル

ADOの「Air 20」は折りたたみ式電動アシスト自転車のスタンダードモデルという位置づけです。

20インチのタイヤを採用しており、都市部での小回りの良さ（機動性）と、漕ぎ出しの軽さ、安定した走行性能を高いレベルで両立しています。

上位モデルである「Air 20 Ultra」「Air 20 Pro」のベースとなっており、ADOの電動アシスト自転車に求められる基本的な性能（日本の公道走行基準に準拠したパワフルなアシストや、日常使いには十分な航続距離）をしっかりと備えています。

まずは基本的な機能で十分という方や、購入後にキャリアやライト、グリップなどを自分好みに変更する「カスタムベース」として考える方にも最適な一台です。

Air 20シリーズは、そのコンパクトさと機能性のバランスから、特に都市部でのコミューター（通勤者）に人気があります。

上位モデルで採用されている自動変速やカーボンベルトといった新機能の基礎を築いた、ADOの中心的モデルとも言えるでしょう。

Air 20 Ultra：世界初の自動内装変速システム搭載

ADOの「Air 20 Ultra」は、折りたたみ式電動アシスト自転車の中でも特に注目度が高いモデルです。

世界初のインテリジェント3段階自動内装変速システムを搭載しており、走行速度やペダルを踏む力（トルク）に応じて、自動で最適なギア（軽・中・重）を選択してくれます。ADOの技術力を象徴するモデルです。

これにより、信号待ちからの発進（自動でローギアになる）や、予期せぬ登り坂でも、ライダーはギアチェンジの煩わしさから一切解放され、走ることに集中できます。

さらに、従来の金属チェーンではなくカーボンベルトドライブを採用。チェーンのように油で汚れたり、サビたりする心配がなく、油を注ぐといった作業も不要です。

耐久性もチェーンの数倍と言われており、メンテナンスの手間が大幅に削減される点も大きな魅力です。

加えて、ペダルを踏んだ力に即座に、かつ自然に反応するトルクセンサーによる滑らかなアシスト、電子ウィンカーや高輝度ライトといった安全装備も充実。

Amazonなどの大型セール（プライムデー、BLACK FRIDAY）では、高機能モデルほど割引額が大きくなる傾向があるので、高性能な折りたたみモデルを狙っている方は、大型セールの際は必ずチェックしてみてください。

Air 20 Pro：世界初の自動変速電動折りたたみ自転車

「Air 20 Pro」は世界初の自動変速電動折りたたみ自転車として市場に登場し、注目を集めたモデルです。

ADOがいち早くライダーの快適性を追求し、自動変速技術の導入に積極的であったことがわかります。

手動での変速操作を不要にし、スムーズなライディングを提供してくれるという点では、今なお高い評価を得ています。

中古市場や、新モデル登場に伴う型落ちのセールなどで見かける場合は、Ultraとの価格差と機能差を比較検討してみる価値が十分にあるでしょう。

Air Carbon：業界最高級のカーボンファイバー素材採用

「Air Carbon」は、その名の通り、フレーム素材に業界最高級の「LightCoreカーボンファイバー」を採用した、究極の軽量折りたたみモデルです。

電動アシスト自転車はモーターやバッテリーを搭載するため、どうしても車体重量が重くなりがち（一般的に20kg前後）ですが、カーボン素材の採用により車体重量を大幅に軽減しています（14.5kg）。

この「軽さ」は、特に折りたたんで持ち運ぶシーン（駅の階段、車への積載、自宅内での移動）において、圧倒的なアドバンテージとなります。

軽量でありながらカーボン特有の高い剛性も確保されており、パワフルなアシストと組み合わさることで、非常に軽快でダイレクトな走行フィールを実現します。

価格はADOの電動アシスト自転車の中でも最高クラスですが、軽さと走行性能にとことんこだわりたいユーザーにおすすめな一台です

ADOの「低床フレーム」タイプの特徴とラインナップ

特徴：低床フレームタイプは非常に乗り降りしやすい

ADOの低床フレームタイプ（ステップスルーフレームとも呼ばれます）は、トップチューブ（フレーム上部のパイプ）を無くしたクルーザースタイルの設計が特徴です。

これにより、足を高く上げなくてもサッとまたがることができるので、スカートやフォーマルなスーツ（パンツ）を履く方や、シニア層、小柄な方でも乗り降りがしやすくなります。

また、信号待ちなどで頻繁に足を着く街乗りや、前後のキャリアに荷物を多く積んでいる場合でも、低重心のため車体のふらつきを抑えやすく、安定感を保ちやすいのもメリットの一つです。

ラインナップ

比較表

	Air 28	Air 28 Pro	Air One	Air One Ultra
本体重量	21kg	24kg	25.2kg	25.2kg
モーター	350w	250W	250W	250W
バッテリー	36V/9.6Ah	36V/9.6Ah	37V/10Ah	37V/10Ah
航続距離	100km	100km	100km	100km
バッテリー寿命	1000回充電	1000回充電	1000回充電	1000回充電
充電時間	4～6時間	4～6時間	4～6時間	4～6時間
フレーム素材	アルミニウム合金	アルミニウム合金	軽量アルミフレーム	軽量アルミフレーム
ホイール	26*1.95インチ	26*1.95インチ	20*2.4インチ	20*2.4インチ
自動変速	非搭載	搭載	非搭載	搭載
カーボンベルト	搭載	搭載	搭載	搭載
積載量	120kg	120kg	150kg	150kg
おすすめ身長	150〜200cm	150〜200cm	150〜200cm	150〜200cm
価格	189,000円	248,000円	208,000円	268,000円
	購入する	購入する	購入する	購入する

Air 28：低床フレームのスタンダードモデル

「Air 28」は、モデル名の通り、28インチの大径タイヤを採用した、低床フレームのスタンダードモデルです。

優れた直進安定性と巡航速度の維持しやすさを備えており、一度スピードに乗れば、少ない力で快適に長距離を移動できます。

多くの口コミでは、ペダルを踏み込んだ瞬間のトルクセンサーによる滑らかで自然なアシスト感や、街中の坂道をものともしない力強さが高く評価されています。

デザイン性も高く、スタイリッシュなフレームラインと高級感のあるマットな質感が、都市の風景に美しく映えます。オランダスタイルデザインとも呼ばれ、ヨーロッパのシティバイクのテイストを感じさせる人気の一台です。

また、カーボンベルトドライブを採用しており、メンテナンスが簡単な点も、日々の「足」として使うユーザーから強く支持されています。日常の移動を快適かつおしゃれにこなしたい方に最適です。

Air 28 Pro：航続距離とパワー性能

「Air 28 Pro」は、スタンダードモデルであるAir 28の基本性能をさらに高めた上位機種です。

Air 28よりもバッテリー容量が大きくなっており、一回の充電で走行できる最大航続距離が大幅に延長されています。

また、モーターの出力プログラムがよりパワフルに調整され、特に坂道での登坂性能が向上していることもあります。

毎日の通勤・通学距離が非常に長い方（例：往復30km以上）や、週末にバッテリー残量を気にせず長距離のサイクリングを楽しみたい方、あるいは急な坂道が多い地域にお住まいのパワー重視の方に適したモデルとなります。

Air One：多彩なアクセサリーでカスタマイズ可能

「Air One」は新しく登場した注目の低床フレームモデルです。

日常の通勤・通学から週末のレジャー、家族での使用まで、あらゆるシーンに幅広く対応する万能な電動アシスト自転車として設計されています。

最大の特徴の一つが、MIK（Mounting is Key）システムに対応したリアキャリアです。

MIKシステムは、オランダで開発されたキャリアアクセサリーの共通規格で、専用のバッグやバスケット、そしてチャイルドシートなどのアクセサリーを、文字通り「ワンタッチ」で簡単に、かつ強固に着脱できます。

これにより、平日は通勤用のパニアバッグ、週末は買い物用の大型バスケット、あるいは子ども乗せ用チャイルドシートなど、ライフスタイルの変化やその日の予定に合わせて、自転車の用途を自在にカスタマイズが可能です。

Air One Ultra：利便性とパフォーマンスを両立

ADO Air One Ultraは、Air Oneの最上位機種であり、「家族みんなにやさしい一体型多機能e-bike」というコンセプトを究極まで高めたモデルです。

折りたたみモデルのAir 20 Ultraと同様に、静音・低メンテナンス（注油不要・高耐久）なカーボンベルトドライブと、走行状況に応じて自動でギアを切り替える内装3段自動変速ハブ（Bafang製とされます）を搭載。

ライダーはギア操作やチェーンの汚れから完全に解放されます。さらに、ペダルの力を精密に検知して、驚くほど自然で滑らかなアシストを生み出すADO独自のトルクセンサーシステム「ADOSense」も備えています。

最大積載量は150kgと、一般的な自転車（クラス27キャリアでも積載30kg前後）と比較しても極めて高く設計されており、チャイルドシートに子どもを乗せ、さらに多くの荷物を積んでも安定した走行が可能です。

利便性と高いパフォーマンスを一切の妥協なく両立させた、まさに次世代のファミリーe-bikeと言えるでしょう。

まとめ：ADOの電動アシスト自転車の失敗しない選び方

用途別の選び方ガイド

用途別で選ぶ際の一つの目安となるフローチャートを紹介します。

どれが自分に合うのか迷った際の参考にしてください。

失敗しない選び方ガイド

ADOの多岐にわたる電動アシスト自転車のラインナップから、あなた自身やあなたの家族に最適な一台を選ぶための、失敗しない選び方のポイントをまとめます。

• ADOは、先進技術（自動変速・ベルトドライブ）と高いデザイン性を両立させた、グローバルな電動アシスト自転車ブランドです。
• ラインナップは大きく「折りたたみ」と「低床フレーム」の2種類に分かれます。
• 収納や車載、盗難防止（室内保管）を最重視するなら、「折りたたみ」タイプ（Air 20系）がおすすめです。
• 折りたたみのスタンダードモデルならAir 20。
• 究極の快適性（自動変速・ベルトドライブ）を求めるならAir 20 Ultra。
• 軽さを何よりも追求し、持ち運びの負担を最小限にしたいならAir Carbon。
• 乗り降りのしやすさ、街乗りでの安定感、日常使いをメインに考えるなら「低床フレーム」タイプ（Air 28系、Air One系）が最適です。
• 大径タイヤによる安定した走行とデザイン性を求めるならAir 28（スタンダード）またはAir 28 Pro（長距離・パワー重視）。
• 荷物の積載やチャイルドシートなど、高い拡張性・多機能性を求めるならAir One。
• 拡張性に加え、メンテナンスフリー（ベルトドライブ）と自動変速の快適性を求めるなら、最上位機種のAir One Ultra。
• カーボンベルトドライブ搭載モデルは、チェーンの注油やサビ、油汚れの悩みから解放されたい「メンテナンス性重視派」に強く推奨されます。
• 自動変速システム搭載モデルは、ギア操作のストレスがなく、常に最適なアシストを受けたい「快適性重視派」に最適です。
• ADOはBLACK FRIDAY（ブラックフライデー）でお得に購入できることがあります。購入を急がない場合は、これらの大型セールを待って購入されるのがおすすめです。